2010-01-01から1年間の記事一覧

IT牛丼化?

このITproの記事 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20100921/352155/ IT系の顧客満足度調査でこれまでの順位が大きく変わって、ITの価値を測るものさしが変わってきていると記者は書いている。 以下抜粋 ITベンダーとユーザー企業の取材から見…

9windowsによる15年後のCAEを考えてみる

CAE

TRIZ理論の9windowsという手法で15年後のCAEについて考えてみる。 (お遊びです)元ネタはこちらの本 TRIZというのは 日本語でいうと「発明的問題解決理論」といって、ロシア人特許審査官のアルシュトラーが数十万件にもおよぶ特許を研究。体系的で構造化さ…

「スティーブジョブス脅威のプレゼン」を読んで

ご存知ジョブスのプレゼンを解説した本。 本の構成もジョブスのプレゼント同じ「3部+おまけ」という構成 目次 第一幕 ストーリーを作る 構想はアナログでまとめる 一番大事な問いに答える 救世主的な目的意識をもつ ツイッターのようなヘッドライン ロード…

「世界一わかりやすい会計の授業」を読んで

普段会社でのお金の管理は、新しいシミュレーション用計算機買ったり、PC修理用のメモリ買ったりするだけの僕が会計の本を読んでみた。会社のお金にとことん疎いので、ちょっとやばいかなと思って読んでみた。 目次 会計にダマされるな 決算書はレントゲン写…

3次元CAD導入効果

CAE

こちら国土交通省公開の国産自動車のリコール件数。 平成10年(2000年)くらいからリコール件数はずっと上昇傾向である。 1980年代後半から3次元CADの導入が始まったが、自動車産業は比較的早く導入されたと思う。2000年くらいでは60%まで導入…

すごいものを見てもへこたれない人

増田の「すごいものを見てもへこたれない人」を読んで思ったこと。 自分もどっちかっていうと「へこたれない人」の部類。 何か秀でたものを持っている人を見たら「すごい!」と思うし、自分とおなじ分野であっても「すごい!でも負けて悔しい!」って思う。…

「まるごと解析」に関する一考

CAE

ハードウェアの進化に伴いCAEの分野で言われるようになった「まるごと解析」。 部分ではなく全体を解析できることは大きなメリットだが、デメリットもあると思う。そこで、主にメーカにおける製品開発の立場から「まるごと解析」について考えてみる。 きっか…

「シゴトの渋滞、解消します!」読んで

東京大学で渋滞学を研究する先生の本。 3部構成になっていて 第1章:個人の仕事の効率をよくするには 第2章:部内の仕事の効率をよくするには 第3章:社内の仕事の効率をよくするには 段々スケールを大きくしていく構成。 まず驚いたのは、高速道路の1…

設計者CAEでつまずく理由

CAE

オフィス用品の販売で有名な大塚商会だが、日本でも有数のCAD/CAM/CAEのベンダーである。 大塚商会のコラムでこんなのがあった。 「設計者CAEでつまずく理由」 一部抜粋 この原因は何でしょうか? 設計者向CAEは数年前に比べ、機能も上がり、操作性も格段に…

設計者CAEについて考えてみる

CAE

ちょっと前に、CAD/CAEを考える飲み会をやった。 最近CAD/CAE業界で盛んに言われる「設計者CAE」とは何ぞやと思った。 (ここでいうCAEは主にFEMを指します) CAEとはcomputer aided engineeringの略で、コンピュータ支援解析なんていわれたりする。 で、設…

「ずるい!?なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか」を読んで

自分の会社はいわゆるグローバル企業で、数年前から経営再建が行われ、現在はそこそこいい状態になっているし、経営は良い方向に向かっていると思う。 経営再建中、シリコンバレーにある本社の経営幹部がガラっと入れ替わった。新しい幹部は部下も一緒に連れ…

安定志向が阻害するもの

1/26のWBSで「春闘本格スタート」のニュースがあった。 ニュースのなかで賃金制度が成果主義から年功序列に回帰し出したことが報じられた。 日本人はやはり安定を求める思考は強いなと思った。 この強い安定志向が逆に、格差是正や既得権益の是正を阻害して…