「世界一わかりやすい会計の授業」を読んで
普段会社でのお金の管理は、新しいシミュレーション用計算機買ったり、PC修理用のメモリ買ったりするだけの僕が会計の本を読んでみた。会社のお金にとことん疎いので、ちょっとやばいかなと思って読んでみた。
目次
- 会計にダマされるな
- 決算書はレントゲン写真と心得よ
- 利益を追うな、現金を追え
- 司令塔に情報を集めよ
- CVP分析でムダを省け
- 時間がビジネスを制する
内容としては
「会計情報ってのは会社の全てを語ってるわけではない、気をつけましょう」的に始まって。PL、BS、キャッシュフローの読み方。キャッシュフロー経営の重要性。売り上げや利益が記載されている”財務会計”と企業経営上必要な”管理会計”の比較。管理会計の重要性。
といった順に書かれていて、キャッシュフローと管理会計に重きを置いている。管理会計の部分は勉強になった。会社で買い物する時、経理手続きとか承認とか投資効果説明資料作成とか「ちょーめんどくせー」と思っていたが、お金という視点から起業活動を見れば、当たり前に必要なものだなと感じさせられた。ちょっと反省。
あと印象にの残ったのが、伊丹敬之教授の著書「よき経営者の姿」からの引用で、
多面的な目をもつこと。比喩的に表現すると、「虫の目」「鳥の目」「魚の目」という3っの目でものを見るということ。虫の目で見るとは、地面をはい回る虫のように、細やかな詳細をきちんと見るようにするということであり・・・ 鳥の目で見るとは、大空を舞う鳥のように、高く広く、ものを見るということである。・・・ 魚の目で見るとは、潮の流れに従って動く魚のように、流れの先がどこへ行くのかを読むために、その時々の小さな変化や大きな流れに目を凝らしてものを見、また考えるということである。
いつも平社員の視座からものを考えるじゃなくて、視座や視点を柔軟に切り替えて考えるって必要だけど、難しいね。いつも意識しないと身に付かなさそう。