PLMシステムの構築と導入

近々どでかいPLMシステムを導入することになったのでお勉強に。(自分は導入にはあまり関係ないが。。。)



まずは広義/狭義のPLMを定義から本題に入るのが機が利いているなと思った。只でさえ解りづらい「PLM」っていう概念を説明してくれるのはありがたい。

機械部品を設計する3次元CADのPLMを中心に、なるべく俯瞰的に網羅的に必要なことが書かれていると思う。僕みたいな初心者にはありがたい本でした。でも企業ごとに色んな事情があると思うので、読んだら実践あるのみって感じ。


そこから先は、ニーズをまとめてソリューションを形作るコンサルタント的な手腕が必要になってくる。
やっぱPLMの導入って大変そうだな。

20歳のときに知っておきたかったこと

最近めっきり読書量が減った自分の気持ちを高ぶらせてくれそうな本を読んでみた。

What I Wish I Knew When I Was 20

What I Wish I Knew When I Was 20


著者はスタンフォード大学工学部のSTVP(Stanford Technology Venture Program)の責任者。息子にあてて考えたことを学校で話したら、本になっちゃった。


一言でいうと「常識をやぶれ!」
常識の眼鏡で物事をみると、目の前のチャンスを逃すぞ!と心強いお言葉。


いつも思うけど、テクノロジー関係で一流の人は常に希望に満ちあふれている。頑張れば世の中が素敵になるっていう信頼感を持ってる。見習わないといかんなー


Amazonのリンクから著者の実際の授業の様子が少し見れます。エネルギッシュ!

集積化について

http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/smartphone/is03/service.html
auのandroid携帯、何でもはいってる

http://rionaoki.net/2009/12/2436
東京という街も、世界中のいろんなものがなんでも入ってる


この二つに共通してるのが「集積化」だと思う。
「なんでもどんなものでも、近くに、ひとつに」


日本における近代化って、こういう思想で来たのかな?って気がする。
それが工業製品では「ガラパゴス」と呼ばれたり、都市という点では強みになっていたりする。
国土が小さく、村社会的文化から「ゼロからものをつくる」っていう事に対する障壁が高い。だからひたすら「足し算して集めて」を繰り返した結果が表れているのだと思う。


集積化すること自体は、対象物によって是非が問われるけど。これ以上集積化する必要ないもの(これ以上やっちゃうと全体の効率をかえって下げてしまうもの)、まだまだ集積化できるもの(分断されているもの、連携がうまくとれてないもの)わかれてくる。


とりあえずめちゃくちゃに分断されてそうな農業を集積化できたらおもしろいそう。

MacBook Air 11インチ欲しい!

imacで使ってる音楽作成ソフトの縛りでOSをTigerから上げられない。


だからgoogle chromeもAppStoreもlatest itunesもlatest ipodも使えなくて置いてけぼりでさみしいなー。
(1/30追記 Evernoteも使えねー)


最近はツイッターばっかりでブログ更新頻度が激減、今年はもう少し更新頻度を回復させたい。


その起爆剤として
MacBook Air 11インチ欲しい!

さらばAtelier Z M265

遂に決心した。
大学時代ずっと使っていた愛機を売却することを。。。


そいつの名は「M265」
5弦ベース、メイプル指板、アッシュ材のボディ、Atelierオリジナルピックアップ、Bartolini XTCTプリアンプ、現代的なスペック。唯一弦間ピッチが17mmになっていて、手の小さい日本人にも弾きやすい5弦ベースになっている。
2002年夏休み明けに、夏休みのバイト代をつぎ込んで池袋のイケベ楽器で購入。スラップの抜けの良さと弾きやすさに感動。いまでも忘れない。


青木智仁さんのこともそのベースを通じて知った。それからいっぱいフュージョンの曲をコピーしたし、ポップスもロックもこれ一本で演奏してきた。大学時代の軽音楽サークルの思い出は常にこいつと供にあった。


サンクス。そして最近弾いてあげられなくてすまん。
次の所有者のところで可愛がってもらえることを祈っている。

IT牛丼化?

このITproの記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20100921/352155/
IT系の顧客満足度調査でこれまでの順位が大きく変わって、ITの価値を測るものさしが変わってきていると記者は書いている。


以下抜粋

ITベンダーとユーザー企業の取材から見えてきたのは、情報システムの価値(ITバリュー)を測る“ものさし”の急激な変化だ。
ITコンサルティング/上流設計関連サービス分野では、ITベンダーの「プロジェクトマネジメント力」を以前より重視しなくなった。前回は24.8%の回答者が重視していたが、今回は19.7%に急減した。価格に対しても厳しい目を向ける。PCサーバー分野では、回答者の半数を超える52.8%が「ハードの価格」を重視すると回答した。リーマン・ショックが起きる前の2008年5月に実施した第13回調査では46.5%だった。


価値観が急変した要因はいくつか考えられる。もちろん、2008年秋のリーマン・ショック以降のIT投資の引き締めの影響は無視できない。


さらに、ここにきて早く安くすべて(インフラからアプリケーションまで)がそろうクラウドコンピューティングが台頭してきた。クラウドの利活用を視野に入れたユーザー企業は、これまでとは違った“ものさし”で情報システムの価値を測り始めた。
例えば、じっくりとシステムを企画・開発するための「プロジェクトマネジメント力」や「業務分析力」は、前回の調査より重視されなくなった。むしろ、早く効果を実感できるソリューションをユーザー企業は求めている。クラウドで「安く」システムを利用できるイメージがあるからか、ハードウエアやソフトウエアの価格に対する評価の目は、一段と厳しくなった。

「早く」「安く」がキーワードのようだが、僕はこの現象を「ITの牛丼化」と見る。良い意味でね。


従来提供されてきた企業向けITシステムは最高級フレンチほど「おいしい」システムではないと思う、「おいしさレベル」は牛丼くらいだと思う。でも牛丼をつくるのが圧倒的に早くなれば、質的な変化も必ず起こるはず。(もっと美味しい牛丼か?もっと別の何かか?)その質的な変化をもたらすのがクラウドなのかな?と思う。


また質的変化を求めるニーズが、リーマンショックの影響でより急激になったものが今回の顧客満足調査に出てきたのだと推測する。


事実Accentureサーベイでもユーザ側のスピードに対する要望は世界的に加速度的に強まっているようだ。
http://www.accenture.com/Global/Consulting/Customer_Relationship_Mgmt/Service-Transformation/R_and_I/Accenture-2009-Survey.htm




参考ページ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20100921/352156/?ST=ittrend&P=5

9windowsによる15年後のCAEを考えてみる

TRIZ理論の9windowsという手法で15年後のCAEについて考えてみる。
(お遊びです)

元ネタはこちらの本


TRIZというのは

日本語でいうと「発明的問題解決理論」といって、ロシア人特許審査官のアルシュトラーが数十万件にもおよぶ特許を研究。体系的で構造化された思考方法の理論を構築したものだそうです。

くわしくはググって。


9windowsというのは

優れた事業家、発明家たちの思考方法を研究し作り上げられた手法で、さまざまな人の優れた思考パターンをシンプルなステップにし、それを追いかけることで、かなり高い確度で発想できる方法だそうです。


この9windowsでCAEの15年後の未来を予測してみます。


1. まず画面を3x3の9画面に分割します。
2. 横軸を時間軸に取ります
3. 縦軸の真ん中を、思考する対象物にします。(たとえば工業製品)
4. 縦軸の上側を対象物をとりまく上位システムとします。(たとえば社会環境)
5. 縦軸の下側を対象物をとりまく下位システムとします。(たとえば構成要素)

そうするとこのようになります。

6.あとは1番から9番まで順番に考えていくと、とにかくアイデアが出てきます。


では「CAE」と使って演習開始!


1. 現在の製品 
 → CAE。3次元中心。構造解析(数百万ノード)、流体解析(数億ノード)
2. 現在の下位システム
 → ソフトウェア、コンピュータ、CPU、メモリ、HDD、並列化技術、最適化
3. 現在の上位システム
 → CAEの言葉の定義から言って「設計」。地球温暖化。異常気象。高速ネットワーク。


4. 30年前の製品
 → CAEの誕生。2次元中心。数千〜数万ノード 
5. 30年前の下位システム
 → 現在の下位システムと構成は変わらないが、ムーアの法則的に性能は1/(2^15)
6. 30年前の上位システム
 → 設計。大量生産工業製品。社会主義の弱体化→民主化→自由経済。


7. 15年後の下位システム
 → ハードウェア性能が256倍。超並列化。
8.15年後の上位システム
 → アジアが世界の中心。海洋国の一部が水没。医療費の増大。世界的な水不足。
9.15年後の製品
 → 粒子法、分子動力学の台頭。自動最適化。医療・気象・エネルギーが問題の中心。


なんだかつまらない結果になってしまった。自分の発想の貧相さに嫌気がさしてくる。あと一人でやっても限界がありそう。みんなでワイワイやると楽しそうだな。


15年後の上位システム予測の為に下記サイトを参照しました
未来年表NEDO技術戦略マップ経済産業省産業構造ビジョン2010