EQ忘備録 前フリ

DiGiRECOという雑誌をご存知でしょうか?主にDTMなんかを中心に記事を書いているフリーペーパーです。


いつから出版してるかわかりませんが、7年前、僕が大学2年の時にはあった気がします。その時僕は大学の軽音サークルに所属していました。そのサークルではライブ機材を自前で所有していて管理は代々幹部に引き継がれています。大学2年の時僕はサークルのPA担当になりました。機材とかは割かし好きで、同期のなかでは詳しいほうだったのでそれなりに楽しく、それなり苦労してやってました。


苦労した点はもちろんライブのリハや本番です。色んなジャンルのバンドがあったので、色んな要望が出て苦労しました。メタルバンドだとギターアンプの音量が大きすぎて、もはやメインスピーカーから出さないなんてことは度々。ロック系のバンドから「もっと音圧が欲しいんだ!」と言われたら「350W2発ではこれが限界です」と切り返したり。卓(PAミキサーのことね)に送られてくる信号ゲインがリハと全く違ったいたり。トラブルには事欠かなかったですね。


でもひとつだけ細心の注意を払っていたことがあります、「バランス」です。各パートの音量バランス、全体の周波数バランス、つまりは「聞きとりやすさ」ってことですね。音量を細かく調整し、EQで各パートの音が独立して聞こえるように注意しました。(音離れって言うんですかね?)


前フリが長くなりましたが、その時大活躍してくれたのがこのDiGiRECOという雑誌でした、特に愛読書としていたのが2003年12月の31号です。特集は「即戦力のEQ40の技!」。見つけた瞬間「ありがてー!」と吉祥寺の楽器屋で少し叫びました。これから何回かに分けてEQ忘備録として、記事の内容と多少の加筆をして掲載していきたいと思います。