研究者の仕事術 -プロフェッショナル根性論-

僕は「プロフェッショナル」という言葉が好きです。僕にとっては「プロフェッショナル」とは「カッコいい奴」のこと。だから「プロフェッショナル」が書いているビジネス本を読むのが好きだし、自分も「プロフェッショナル」になる為頑張ってる。


そんなプロフェッショナルな子飼弾さんや梅田望夫さんが勧めて、発売前からちょっと話題になってた本を読んでみました。


著者の島岡要さんは、30歳を過ぎて大阪の臨床医からボストンの基礎医学研究所の研究者に転身し、その際に身につけた考え方や知恵をまとめたのがこの本だそうです。第1章の表題が「研究者の人生はアブストラクトとして数秒で消費される運命にある」とあり「本書もその形態をとる」と宣言し、第1章は全体のアブストラクトになっている。これだけでもエッセンスは学べるし先にザット内容が理解できるので、その後の章を読んでけば理解が深まって良いですね。


第1章で書いている「研究者としての10原則」は本当にエッセンスが取り出されているなーと感心した。

「興味を持てる得意分野を発見する」
「最初は自分で学ぶ」
「師匠を持つ」
「現場で恥をかく」
「失敗を恐れつつも、果敢に挑戦する」
「自分の世界で一番になり成功体験を得る」
「研究者としての自信をつける」
「井の中の蛙であったことに気付き、打ちのめされる」
「すべてを知ることはできないことを理解する」
「それでも、自分の新しい見識を常に世に問うていく」

ぼくは第2段階ぐらいかなー?まあ研究者じゃなくただの開発エンジニアですが・・・


第1章にものすごいエッセンスが含まれていること、「研究者の人生はアブストラクトとして数秒で消費される運命にある」「本書もその形態をとる」と宣言していること。著者の研究者としての意気込みっていうかプライドみたいのを感じる。またエッセンス=原理原則を抽出する著者の研究者・探求者としてのレベルの高さを感じる。


本のなかで色んなビジネス書が紹介されているんですが、自分で読んだ本も多く含まれていて自分の気づかない事とかを言ってたのも「へえーそういう見方もあるんだな」と思った。
自分には仕事における師匠ってのがいないので、ビジネス本の著者達を師匠と思うことにしている。島岡さんにも師匠になってもらおうと思います。


さぁー仕事のテンションが上がってきました。