Chatter.comを試用してみた雑感
Chatter.comを試用してみた!
っていうか使ってます。一部で。
自分の会社では、グループウェアは導入されているがチャットを少し使うくらいで、バリバリのメール文化。
メールは読む相手の時間を奪うので、「ちょっと感じたこと」なんかを伝えるのには気がひける。立ち話をしょっちゅうするほど皆時間があるわけじゃない。
でも今のメールと会議だけのコミュニケーションにはずっと不安があって。Chatterには注目していた。
最初若手社員だけで話し合って、ぼくのコミュニケーションに対する不安を話したら、賛同者もいたし反対に「いまのドライな関係のほうがいい」という人もいた。
でもとにかく「ためしに使ってみっか!」というノリで。つかってみるとtwitter、mixiなんかを使用した経験がある人には、あっというまに受け入れられて。それらの経験がない人には全く受け入れられないという結果になった。
まあ予想通りの結果だったが、その原因を考えてみたい。
1.なにを書けばいいかわからない。
2.業務に耐えられない。
3.そもそもこんなの必要ない。
1.なにを書けばいいかわからない
結構こういう人が多い。こういう人はtwitter、mixi等の経験がない人が多く、「何かを文書にして他人に見せるには、何かしらの有意義なものが必要」と思っている。自分を意見や考え方をあまり不用意に他人に示したくない人もいるように見受けられる。
2.業務に耐えられない。
「ちょっと遅い」とか、まあフリーのchatter.comにそこまで求めなくても・・・と思ったりもするが、それ以外にも「外部サーバなのでセキュリテリポリシーとして業務情報をおくことが出来ない」とか現状しょうがない理由も。
3.そもそもこんなの必要ない。
会社組織としてラインがしっかりしていると起きてくる現象だと思う。ラインがよく管理されているので仕事は不自由なく回る。問題がないので、新しいものは必要ない。
大きく分けると「個人レベル」「組織レベル」での課題があるように見える。個人として使い方やリテラシーについては「慣れ」しかないように思える。組織に関して言えばセキュリティポリシー等のルール問題は置いといて、組織構造とChatter.comとがフィットしていないと思う。自分の会社はわりと大きくて組織も縦割り的なので、コラボーレーションするには「上を通してくれ」という話にいつもなる。なので結局メールと会議が一番スムーズに物事がすすむ方法になっていて、Chatter.comを活用できる状態にない。
結局の所、まだ個人も組織も「追いついていない」のかなと思う。いま縦割り的な組織でも近い将来もっとフラットな形態になっていけば、Chatter.comを活用できるようになると思う。