「テレビってやつは!」でネットの話

TBSで放送してる「テレビってやつは!」という番組を見ました。久米宏さん司会の番組です。
話題がブログに触れた時、「やっぱりなぁー」という瞬間がありました。
最近の芸能人・有名人は記者会見よりも自身のブログで色々な事を発表しています。それはメディアというフィルターが入らずに、自分の気持ちだとか意見を伝えられるからです。自分の気持ちを素直に表現したいのです。それは良く理解できます。
一方で一般人がブログを書く場合、殆どが匿名です。匿名なだけに他人のブログへのコメントや、自分がブログに書く内容が感情的になりやすく、過激になりやすい。韓国では、ブログへの過激なコメントのせいで女優さんが自殺していたりする。と出演者の福岡政行(白鴎大学教授)さんは言ってました。ブログの事を「感情的メディア」だと言ってました。
「感情的メディア」かぁー、うまいこというな。的を得ていると思います。ブログを書く人にはよくわかる感覚だと思います。そして最後に「なんらかの規制が必要」と付け加えてました。ここで「やっぱりなー」と思いました。
年長者はネットに「規制」を求めるけど、若い世代はすでに受け入れて生活の一部となってます。今はネットによって世界中が変化している過渡期。混乱の多い時期なのだと思います。しばらくは規制とか緩和とか繰り返していくのでしょう。でもこれ経ない事にはネット社会の常識とかバランスとかはできてこないと思います。だからこれからくる本格的なネット社会に向けて、訓練を積んでおく事が大事だと思います。もう戻れないしね。
もう少し言うと、ネットに規制を求めるのは「年長者」ではなく「テレビに出るような年長者」。つまり著作権によって収入を得ている人たち。ネットはその性質上、今ある著作権を大きく傷つける可能性があります。これは梅田望夫さんの「ウェブ進化論」でも言ってました。だから著作権によって収入を得ている人たちは「規制」を求めます。でもやっぱりもとには戻れないので、著作権に関しても試行錯誤が必要なんでしょう。