DBⅢ & VJO

12/6、静岡旅行から急いで帰ってきて、どうしても見たかったライブを見に行った。


「Dean Brown Trio featuring Will Lee and Dennis Chambers」
3人とも大好きなミュージシャン、これを見ずにはいられない。特にWill Leeを生演奏は初めてなので楽しみだった。場所はコットンクラブ東京、こちらも初めて。かなりハイソな感じ。ブルーノートよりひとまわり小さい会場。


ライブスタートからグルーブ出しまくりですごかった。この3人は非常に合ってるなーと感じる。一人一人がしっかりグルーブ出せるから3人でも、バンド編成の少なさからくる「薄さ」は全く感じない。むしろ極太なグルーブで体をそこから突き動かされる感じ。


Dean Brownは本当にリズムが良い、これほどバッキングとアルペジオを聞かせられるギターリストはそういまい。
Will Leeはセンスが良いなと感じた。所々で挟むフレーズが遊び心満載で彼の人柄を表している、演奏中やMCでもバンド、ライブ、観客を楽しませようとするattitudeがすごく表れていて、本当にgood manだなと思った。
Denisはさすがプレイだった、安定感があってどっしりしていて。ドラムソロで千手観音みたいな手の動きが見れてよかった。



「The Vanguard Jazz Orchestra」
こちらは人生初のビッグバンド、大学の先輩の薦めでブルーノート参戦。ニューヨークでもトップクラスのビッグバンドと聞いていて、日本人音楽講師が直接マネージャーを口説き落として来日が実現したそうです。


こちらもすごかった、本物だなと思った。ブラスでの和音がこんなにキレイに鳴るんだなーと感心した。全員バンドの一部としての役割を的確に果たそうというattitudeが感じれた、ソロも突飛は事をあまりせず、伝統や曲、曲のコンテキストを表現する感じで「大人だなー」と思った。一人テナーサックスで化け物じみたソロを吹く人がいた。この人は本当にすごかった、ソロの最中バンドのグルーブがドンドン、この人にソロに引っ張られて鋭さを増していく。久しぶりにゾクゾクするソロを聞いた。いいもの見れたなー。