SEX AND THE CITY

最近深夜に放送してるSEX AND THE CITYをよく見てます。普段ドラマは全く見ないんですが、偶然見たSEX AND THE CITYが面白くてハマってしまいました。


最初は日本のドラマにはない開けっぴろげ感(特に下ネタ)が面白くて見ていたのですが、それだけじゃ語れない面白さがあるなと思い考察してみました。

まず主役の女性4人、見事にキャラが違う、職業も様々。僕は4人が女性の持つ欲望というか願望をそれぞれ表しているんじゃないかなと思います。


弁護士ミランダがキャリアに対する願望、SEX大好きサマンサはもちろん性欲、お嬢様のシャーロットはお姫様願望、コラムニストのキャリーは女の子の素直な感情を表現したいという願望。大雑把に言うとこんな感じだと思います。


誰もがミランダでありサマンサでありシャーロットでありキャリーなのだと思います。感情移入できる回数というか、心のフックに引っかかる回数が半端なく多い。だからハマる。4人で食事しているシーンなんか大好きです。4人で会話しているのに、ある一人の女性の中の思考とか葛藤を見ている気がします。男性の僕も共感するところもあるし、女性ってこんな感じなのかぁーって考えさせられる。


あともう一つは、このドラマが”終わらない日常”(社会学者宮台信真司さんの本からの引用です)を描いていること。基本的に先進国では輝かしい未来が待っていることはない。なので変わらない(終わらない)日常を生きる必要が現在先進国に住む僕らには求められている。日常をテンション上げて強く楽しく生きていこうとする彼女たちに共感を抱かずにはいられません。

同様の意味で、日本のアニメにも日常を描く作品があり好きです。”ケロロ軍曹”とか”ちびまるこちゃん”とか”守護キャラ”など。”守護キャラ”特にお気に入りで、けっこー現代を生きる上での参考になると思う。色々考えさせられてしまう。日本のドラマを見るより楽しいです。


言ってることがグチャグチャっとしましたが、SEX AND THE CITYって面白いです。でも上記の理由を考えると、非日常を描いた映画版は面白くなさそー